じぶんをプラットフォームに、やまざきです。
良い意味でワガママにノマドで自由気ままな毎日を送っています。
アバクロの衰退と差別主義はBUYMA(バイマ)に関係するか?
以前、Forbesにおいてアバクロについて取り上げられていました。
その内容はこちらです。
結構、どギツイ内容ですよね。
要するに、アバクロは白人の中流階級のためのブランドで差別的で少し時代にそぐわなくなってきたよっと言う内容です。
何かと話題になりやすいアバクロを題材にした記事で、少し偏りはありそうですが。
僕たちの時代では結構知られた話であるのですが、アバクロでスタッフとして働くためにはそれなりの条件があったのをご存知でしょうか?
その条件が「差別的だ」と言うことです。
そもそも、ブランドコンセプトが”東海岸のアイビーリーグスタイル”ですので。
差別的と言われたらその通り。
文字で説明するよりも、画像をご覧いただければ分かることでしょう。
では、ここで疑問が出てきます。
他のブランドは差別的ではないの?
こう問われれば回答に困ってしまいます。
例えば、Victoria’s Secretを見てみましょう。
Victoria’s Secretのモデルをエンジェルズと言うのですが・・・その条件はコチラ。
身長176.5センチ以上
ウエスト61センチ以下
体脂肪は18%以下
全然関係ありませんが、僕より身長がはるかに高いです。
チクショー
んー、難しい所です。
差別的なのか否か?と問われればヒジョーに繊細だなと感じた記事でした。
アバクロも差別的なコンテンツで「らしさ」を演出していたわけです。
そして、それをマニュアル化しておりました。
例として、たこ焼き屋さんで考えてみます。
「関西弁」のお兄ちゃんが焼いてくれる
「標準語」のお兄ちゃんが焼いてくれる
どちらがたこ焼き屋「らしさ」が出るでしょうか。
また、NYのお寿司屋さんで考えてみます。
インド人が寿司を握る
日本人(韓国や中国人も)が寿司を握る
こちらも、どちらが寿司屋「らしさ」が出るでしょうか?
もし、このたこ焼き屋と寿司屋が「らしさ」をマニュアル化し、採用する人材を選んだらそれは差別なのか・・・僕の個人的な意見とすると、それはヒジョーーーーっに難しい。
っと言うのもですね、僕は別に良いと考えるわけであります。
しかし、これを差別と捉える人は一定数存在するのも事実。
ただ、ここまで大きくなったアバクロ市場が今後縮小し、日本を撤退する。
そうなれば、また面白くなりそうだなと感じました。
あなたはどう感じますか?
日本撤退=市場
アバクロが日本市場を撤退したら・・・?
楽しいことになるのでは!と感じます。
なぜ楽しいことになるのかと言えば「撤退ブランド市場」が日本に残るからです。
読んで字の如く、撤退ブランドというモノは元を辿れば、一度日本に参入したブランド。
そして、次のような動きを見せます。
莫大な広告宣伝費
↓
日本上陸
↓
莫大な広告宣伝費
このように莫大な準備で上陸したブランドの例をあげますと・・・
・オールドネイビー
・J.crew
・TOP SHOP(僕は結構好きだった)
・American Apparel
・バナナリパブリック
これらのブランドは日本を撤退しております。
ちなみに、自動車産業ではフォードも撤退しました。
撤退の理由は認知度の低さから始まり、様々な要因があるため割愛しますがご存知のブランド名ではないでしょうか?
撤退時に商品在庫があっても会計上腐るだけですのでセールになりますが、American Apparelの閉店セールは商品が根こそぎ・即無くなったそうです。
そのセールも、膨大な広告宣伝費をかけたおかげで認知度があるのです。
そして、バイマ(BUYMA)に携わる僕らにとって重要な点として、日本国内より撤退しましてもファンが一定数いるわけですね。
僕が「なんでTOP SHOP撤退しちゃったんだよー」って嘆くように。
要するに、撤退ブランド市場は楽しい市場ということ。
先ほどあげたような撤退ブランドも、莫大な広告宣伝費を掛けているとお話しました。
海外のブランド品はとても高いレベルでブランディングされているのは何となく感じることでしょう。
それでは、撤退していないブランドはいかがでしょうか?
質問ですが、あなたはGUCCIというブランドをご存知ですか?
では、COACHってご存知ですか?
大げさに質問してみましたが、これらのブランドを知らないことは中々無いですよね。
それ程、ブランドが認知されているわけです。
特にハイブランドになりますと、僕たちの想像を超える広告費で宣伝を行っています。
まぁ、その費用が販売価格に転嫁されており原価の100倍とか普通だったりします。
仕事柄、アパレル会社における原価の裏事情を耳にしますが、コンニャロ!と思いますよね。
話しを戻しますが、ブランド認知されているものは売れる商材と言うコト。
COACH(コーチ)というエンブレムが付いたバックと言うだけで、「欲しい!」と手をあげる人が山ほどいる。
それが、ブランドです。
一般消費者、すなわちお客さんは、ブランド名が頭の中に刷り込まれご存知であるから、例えば「グッチ 財布 メンズ」とWEBで検索できるわけです。
「ショッパーの中で、バイマのWEBサイトを隅々まで見ていない人が多い!」とお伝えすることが多々あります。
自分のショッパー管理画面ばかりで、お客さんが検索されるバイマのWEBサイトを”お客さんの視点”で見ていないのはデメリットであるのが、先ほどのお話からもわかりますよね。
ブランドを知っているから、そのブランドからサイトで探す。
これは購買行動の入り口の一つです。
ブランド力という他人の土俵を活用しない手はないわけですから、安易な安値競争へ入る前に立ち止まって考えて見ましょう。
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