じぶんをプラットフォームに、やまざきです。
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目次
【スペイン旅行記】スペイン夫婦から学んだ人生の本質と資産は意外なものだった
無事にスペインより帰国いたしました。
1週間前に帰国していたのですが・・・現実世界に戻るリハビリ中でした。
っというのは”半分”冗談。
うん、半分ね・・・
帰国してからスグの打ち合わせやシステムの調整等、追われていました。
スペインの旅の様子をLINE・facebookにて少しアップしていたので、旅気分をご一緒できたのでしたらよかったです。
結果的に8つの地域に行き多くの出会いがあり、書ききれない程の楽しさと考えさせられる旅でした。
アテンドしてくれた妻に感謝です!
旅の記録は少しずつまとめてみたいと思います。
今回は番外編でそんな旅の中で「出会ったスペイン人夫婦」と「旅で感じた貴重な資産」についてのお話です。
旅の模様も含むので少し長いですがお付き合いいただければ幸いです。
宵越しの金は持たないスペイン人
僕と言いますか我が家はスペインがキーワードになっており、日本とスペインを拠点にするために(2019年現在は国内も含めることに)日々前へ進んでいます。
正確に言えば、今では可能であるのですが日本でやるべきこともあり、妻もバリキャリで日本での仕事も楽しくバリバリやっているので、それも含めると時期はこだわっていません。
ではなぜ、スペインか?
その理由は3つあるのですが、今回のお話に関係のある1つについて。
それは、スペインと日本の人生についての捉え方の違いにカルチャーショックを受けたから。
会社員の時に妻がスペインに住んでいた際、僕もバルセロナへ遊びに行き、その考えと文化の違いにショックを受けました。
今回の旅ではそれがもっと強くなりました。
違いというのは、
《日本》
生きるために仕事をする
《スペイン》
人生を楽しむために生まれてきている
この二つは水と油のように相交わることは無い違いではないでしょうか。
首都であるマドリードは東京のような感じですので、ビジネスマンは多かったですが他の多くの地域で日本でよく見る光景はありませんでした。
パンプローナ、サンセパスチャン、ビルバオ、ログローニョ、バレンシア、トレド・・・等。
・歩きスマホがいない
・カフェでパソコンを開いている人がいない
・2人以上でずーっとおしゃべりしている
・朝早く、昼は家に帰りランチ
・宵越しの金は持たない
もちろん、上記は良い面も悪い面もあり、経済やユーロが危機になっている原因とも言えるかもしれません。
スペインの若者の失業率は50%超えている事実もあります。
50%って・・・日本の3%弱がかわいく見えます。
スペイン人の人生の本質とは?
でも・・・お金が無い国・国民にも関わらずそれはそれは毎日とても楽しそうで笑顔が多い。
話したがり(テキトーなことも多いケド)でバルやカフェにいると、僕らにもいっぱい話かけてくる。
日本人より温かい国民と感じます。
このように、おしゃべり好きであったり、電子機器を見ていない姿からもわかりますが優先するものが家族や友人、人生であるのです。
これって、人生の本質ではないかなぁと。
冒頭の夫婦とは別の夫婦になりますが、僕と妻の大学の先輩で現在はスペイン人と結婚しスペインに住んでいる夫婦と飲みました。
そこで旦那さん(スペイン人)との会話が、日本では中々考えられないことでした。
旦那さん「僕が一番大事なのは家族だからね」
奥さん「そう、スペインって家族優先。会社は文句言えないの」
僕「え?普通の日本企業ではありえないですよね」
奥さん「ねー!でもここは家族を大事にする」
例えば休日出社を会社にお願いされたり、残業が必要であっても「家族が優先なので」でオールOK。
会社から「なんだと!」という怒られることは全く無くて、「楽しんでね!」と優先されるのが日常なのです。
すごくないですか?
そして今回、この事を強く心にグサッと刻まれたのが冒頭にお話したある夫婦の言葉があります。
連れ回してくれたスペイン人夫婦の言葉
その夫婦は北部のビルバオで会ったのですが、実は妻も全く面識の無い初対面の夫婦。
インスタグラムでスペイン料理をよくアップしているスペイン人がいたのですが、地域やワインに詳しかったので「メッセージ送ってみようか」となったのです。
そうすると、そのスペイン人は今は日本に来ていてあの小笠原伯爵邸のシェフでした。
彼はスペイン北部でオススメの場所を実際に日本でいっぱい教えてくれたのですね!
僕らはチャコリ(バスク地方のワイン)のワイナリーに行きたかったのですが、結構山奥で・・・バスもタクシーもNG。
そう困っていたら、「パパとママにお願いしておいたよ!」っと(笑)
インスタグラムで会っただけの僕らに、更には息子とも初対面の僕らを車でワイナリーまで連れてってくれることに。
ちなみに、その息子さんとはスペイン出発前に妻がタイミングよく会えることになり挨拶ができました。
ワイナリーだけでなく車でしか行けない海の街だったりと、1日連れ回してくれスペイン人の温かさを感じました。
っと旅の道中は長くなりますので本題へ。
そのご夫婦とサーフィン世界一の人がいる海岸で、ワインとピンチョスを食べながら仕事や人生の話になったのです。
実はご夫婦は若い時に会社を経営していて、いっぱい仕事をし、お金を稼ぎ会社を売却。
なんでそうしたのかと言うと、「死ぬ時に、人生が仕事ばっかで忙しかった思い出でいいのか?」と思い、夫婦で人生を楽しむことに集中したとのこと。
この言葉には続きがあり、グサッと心に刺さったのが、
確かに家族は大事。
だけども、一番身近の配偶者を大切にする。
そうすることで結果的に子供も周りも幸せにできる。
笑顔で仲が良く、温かいご夫婦と時間を過ごし人生の本質をスペインという土地と、そこに住む人が教えてくれたなと海の向こうを見ながらしばし考えました。
このご夫婦に感謝です。
ご夫婦だけでなく多くの方に会いましたが全員に感謝。
大切なことを気づかせてもらいましたし、スペインに住む想いも強くなりました。
経営をしながら視野が狭くなっていた自分に反省し、今でもご夫婦がくれた言葉を思い出します。
たまには戦略等で無く人生の本質について考えるキッカケの話も良いかなと。
毎日の生活の中で少しでも人生の本質を考えてみてはいかがでしょうか?